用語集
Webセーフカラーとは?用語の意味を解説
Webセーフカラーとは、ウェブデザインにおいて、すべてのブラウザやデバイスで一貫して表示されることを保証するために選ばれた色のことを指します。
1990年代後半に、コンピュータのディスプレイが色の表示能力が限られていた時代に、特に重要でした。Webセーフカラーは、主に256色(6ビットカラー)のカラーパレットから選ばれ、各色はRGB(赤、緑、青)の値を組み合わせて作られています。
具体的には、Webセーフカラーは、各色成分(赤、緑、青)が00、33、66、99、CC、FFの6つの値から選ばれ、合計で216色(6×6×6)があります。これにより、古いモニターでも新しいディスプレイでも、色の再現性が高くなり、デザインの意図が損なわれることを防ぎます。
近年では、ディスプレイの技術が進化し、色の再現性が向上したため、Webセーフカラーに依存する必要は少なくなりましたが、それでも特定の色を選ぶ際に考慮されることがあります。特に、色の選択に慎重を期す必要がある場合や、特定のブランドカラーを一貫して表示したい場合などです。
Webセーフカラーを使用することで、ユーザーは異なるデバイスやブラウザでも、視覚的に一貫した体験を得ることができます。これにより、ウェブデザインのクオリティとユーザー体験の向上が期待されます。