用語集

PNGとは?用語の意味を解説

PNGとは、Portable Network Graphicsの略で、主にウェブ上で画像を保存するためのファイル形式の一つです。

PNGは、特に画像の透明性をサポートしている点が特徴です。これにより、背景が透けて見える画像を作成することができ、ウェブデザインやロゴ、アイコンなどに非常に適しています。

PNG形式は、圧縮に「lossless compression」(ロスレス圧縮)を使用します。これは、圧縮しても画像の品質が損なわれず、元のデータを完全に再現できることを意味します。これにより、細かいディテールや色のグラデーションが鮮明に保たれます。JPEG形式と異なり、PNGは特に線画やテキストを含む画像に向いています。
PNGファイルは、色の深さを選択できるため、256色までのパレットを使った「PNG-8」と、1677万色以上の「PNG-24」という二つのバージョンがあります。PNG-24は、フルカラー画像に対応しており、透明度の情報も保持できるため、グラデーションや複雑な画像に最適です。
ただし、PNGはファイルサイズが比較的大きくなる傾向があります。特に高解像度の画像では、JPEGに比べてサイズが大きくなることがあります。そのため、ウェブサイトでの使用においては、画像の用途や表示スピードを考慮して選択することが重要です。
PNG形式は、多くのウェブブラウザや画像編集ソフトウェアで広くサポートされています。また、GIF形式の代替としても使われることが多く、アニメーションを含むPNG形式(APNG)も存在します。
このように、PNGは高品質な画像を提供しつつ、透明性を持つことから、ウェブデザインやグラフィック制作において非常に有用なフォーマットです。特に、視覚的に魅力的なコンテンツを作成する際には、PNGを活用することで、洗練されたデザインを実現できます。