用語集

結合テストとは?用語の意味を解説

結合テストとは、ソフトウェア開発におけるテストプロセスの一つで、個々のモジュールやコンポーネントを組み合わせて、それらが正しく連携して動作するかを確認する作業です。

単体テストで各モジュールが正しく動作することを確認した後に行われます。このテストの目的は、異なるモジュールが相互に通信し、データをやり取りする際に発生する可能性のある問題を早期に発見することです。たとえば、あるモジュールがデータを出力し、別のモジュールがそのデータを受け取る場合、受け取ったデータが正しい形式であるか、期待通りに処理されるかをチェックします。結合テストは、通常、次の二つのアプローチで行われます。第一に、トップダウンアプローチでは、上位モジュールから下位モジュールへとテストを行います。第二に、ボトムアップアプローチでは、下位モジュールから上位モジュールへとテストします。このようにして、全体のシステムが正しく機能するかを確認します。

結合テストを適切に行うことで、製品のリリース後にユーザーからの不具合報告が減少し、開発チームの負担を軽減できます。