用語集

隣接セレクタとは?用語の意味を解説

隣接セレクタとは、CSSで特定の要素の直前にある兄弟要素にスタイルを適用するためのセレクタです。

このセレクタは、特定の要素のすぐ後ろに位置する別の要素を選択する際に非常に便利です。具体的には、+という記号を使用して指定します。

例えば、以下のHTMLの構造を考えてみましょう。
html
コードをコピーする

タイトル

この段落はタイトルのすぐ後にある。

この段落はタイトルから離れた場所にある。

この場合、

のすぐ後にある

タグだけにスタイルを適用したい場合、次のように書きます。
css
コードをコピーする
h2 + p {
color: blue;
font-weight: bold;
}
このCSSでは、h2の直後にある

要素に対して青い文字色と太字のスタイルが適用されます。一方、2番目の

要素はスタイルの対象外となります。
隣接セレクタは、特定の要素の直後にのみスタイルを適用したい場合に非常に有効です。これにより、スタイルの適用範囲を限定し、より細かいデザインの調整が可能になります。また、HTML構造が変更された場合でも、隣接セレクタを使用することで、意図した通りのスタイルを簡単に維持できるため、柔軟性も高いです。
このように、隣接セレクタを活用することで、スタイルシートをより効率的に管理し、デザインの一貫性を保ちながら、必要な要素だけに特定のスタイルを適用することができます。特に、ダイナミックなウェブサイトやアプリケーションでは、これらのセレクタを使うことで、ユーザーインターフェースのデザインを簡潔に保つことが可能です。