ホームページ制作の注意点とは?やってはいけないことを徹底解説
これから新規のホームページを制作しようとしている法人・個人も多いかと思われますが、ホームページ制作には多くの注意点があることをご存じでしょうか?
やってはいけない注意点について把握しないまま、なんとなくでホームページ制作を進めてしまうと、後々後悔する可能性が高くなってしまいます。
そこでこの記事では、初めてのホームページ制作で後悔しないためのポイントや注意点について、余すところなく解説していきます。
ホームページ制作で失敗したくないという方は、是非参考にしてください。
目次
ホームページ制作の「企画・設計」でやってはいけないこと
ホームページ制作は、まず「企画・設計」からスタートしますが、この段階からすでにいくつかの注意点があります。
最初からつまづいてしまうことがないように、以下の項目で解説している内容について充分に留意してください。
ホームページ制作の目的が定まっていない
何のためにホームページを制作するのか?という目的の設定は、ホームページ制作における第一段階と言えます。
目的がしっかりと定まっていないまま制作を始めても、成果の期待できるホームページにはならないことが多いでしょう。
したがって、制作を開始する前に、必ず以下のような目的をしっかりと設定しておくようにしてください。
- 自社の魅力を伝えたい
- サービスや製品の販売促進に繋げたい
- 資料請求の数を増やしたい
- 情報発信をしたい
なお、「綺麗なサイトを作りたい」「最新技術の詰まったサイトが欲しい」といったものは目的とは言えません。
綺麗なサイトや最新技術の詰まったサイトで何がしたいのか、ユーザーにどういう行動をとってもらいたいのか、といった点を明確にすることが重要です。
ターゲットが不明確
「どういった層にリーチするのか」について事前にはっきりさせておくことも、企画段階における大切な注意点です。
ターゲットが不明確なままホームページ制作を開始してしまうと、出来上がったホームページのデザインや機能がターゲットとマッチしない、という現象が起こってしまうかもしれません。
若い女性向けのファンシーなアクセサリー類を販売するホームページが、シックでシンプルなデザインとなっていては違和感があることでしょう。
このような事態を避けるべく、最低でも年代や性別といったターゲティングはしっかりと行っておくべきです。
場合によっては、年収や家族構成といった、より細かなターゲティングが必要なこともあります。
例えば、高額なタワーマンションを販売する不動産のブランディングサイトであれば、年収や家族構成も大事な要素となることでしょう。
状況に合わせて必要なターゲティングを行ってから、ホームページ制作作業に取り掛かるようにしてください。
数値目標が曖昧
個人が趣味で作るのではなく、法人や個人が何らかの目的を持ってホームページを制作するのであれば、あらかじめ数値目標を設定しておくことも忘れてはいけません。
具体的には、サービスサイトならば月間PV数や購入申し込み数、リクルートサイトならば求人応募数、といった具合に、制作するホームページで達成したい目標の数値を決めておくべきです。
また、ただ漠然と「月間PVを1万まで伸ばす」といった決め方をするのではなく、期間も区切って設定していきましょう。
月間PV数ならば、6か月後に●●PV、1年後に●●PV、といったような形です。
数値目標を設定しておくことで、PDCAサイクルも適切に回りやすくなるはずです。
予算を決めていない
自社でホームページ制作を行うにせよ、外注するにせよ、予算については事前にしっかりと決めておくべきです。
見切り発車でホームページ制作を始めると、中途半端なところで制作にかけるためのお金が尽きてしまい、無駄になってしまう可能性があるからです。
また、ホームページは制作して終わりではありません。
詳しくは運用の項目で解説しますが、運用・保守にかかる費用も忘れずに予算に加えておきましょう。
ホームページ制作の「構築」でやってはいけないこと
ホームページにおける構築とは、デザインや記事といった中身を作る前の「骨組み」を作る段階のことです。
この段階では、特にやってはいけない注意点が多いので気を付けてください。
無料レンタルサーバーを利用してしまう
ホームページを制作する際、無料のレンタルサーバーを利用するのはやめましょう。
無料で利用できるという点はメリットですが、その分多くのデメリットも存在します。
無料レンタルサーバーと有料レンタルサーバーの主な特徴は以下の通りです。
無料レンタルサーバー | 有料レンタルサーバー | |
---|---|---|
容量 | 小さい | 大きい |
サポート | ない、もしくは限定的 | ある |
広告表示 | 様々な広告が表示されてしまう | 広告は表示されない |
セキュリティ | セキュリティが低く危険 | セキュリティが高く安全 |
CMSの利用 | WordPressを使えない場合がある | WordPressをはじめ多くのCMSの利用が可能 |
このように、無料レンタルサーバーは広告が表示されてしまったりセキュリティが低かったりするため、本気でホームページを運用していくつもりならば選ぶべきではありません。
また、自社サーバーをたてるという方法もおすすめです。
自社サーバーならば、「カスタマイズの自由度が飛躍的に上がる」「レンタルサーバー会社の都合に左右されない」などのメリットがあります。
ただし、セキュリティリスクへの対応やサーバー機器の管理など、専門的なスキルが必要になる、という点には注意が必要です。
サーバーに詳しい人材が自社にいたり、Web制作会社に依頼したりといったケースでなければ、自社サーバーでの運用は難しいでしょう。
ドメイン名を適当に決めてしまう
ホームページをしっかり育てていく予定ならば、必ず独自ドメインを取得すべきです。
その際、ドメイン名を適当につけてしまうのは避けましょう。
適当にドメイン名を決めてしまうと、以下のような不利益が生じる可能性があります。
- ユーザーに覚えてもらえない
- ユーザーから警戒される
- SEOで不利になる
例えば、「fjasjfldsasjla.com」のようにまったく意味のない文字の羅列にしてしまうと、ユーザーから覚えてもらいにくいですし、「一体なんのサイトだろう」と警戒されてしまうこともあり得ます。
また、SEOで不利となり、検索エンジンにおける表示順位に悪影響を与える危険性もありますので、ドメイン名を付ける時は必ず意味のある文字列にしましょう。
なお、トップレベルドメインの種類にも注意が必要です。
「.ru」「.hk」「.cn」といったスパムサイトで利用されやすいドメインは避け、「.jp」「.com」「.net」のようなドメインを選択するようにしてください。
URLの正規化をしていない
URLの正規化とは、同じページに対して複数のURLが存在する場合に、一つのURLに統一して検索エンジンからの評価が分散しないようにすることです。
複数のURLが存在する代表的な例が、トップページです。
https://example.com/
http://example.com/
https://example.com/index.html
https://www.example.com/
これらは、すべてトップページを表示するためのURLですが、このようにいくつものURLが存在するのです。
URLの正規化を行なえば、「どのURLを評価すればいいのか」が検索エンジンに伝わるため、SEOで有利となります。
SSL対応を行わない
SSLとは、個人情報の漏洩やデータ改ざんなどのリスクを低下させるために、インターネット上でやりとりするデータを暗号化する仕組みです。
URLの冒頭が「http」のままになっていると、SSLに対応していないことになります。
このままですと第三者から攻撃されやすくなってしまう上、SEOの見地からもマイナスです。
したがって、ホームページ制作の際はSSLサーバー証明書を取得することも忘れないようにしましょう。
SSL化されているURLの場合、URLの冒頭が「https」となります。
レスポンシブ対応を考慮していない
レスポンシブ対応とは、簡単に言うとモバイル端末(主にスマホ)での表示に対応することです。
レスポンシブ対応をしていないサイトの場合、パソコンサイトがそのままスマホで表示されます。
当然ながら非常に見づらいため、ユーザーの離脱に繋がってしまいます。
今や、パソコンよりもスマホで検索する人が多い時代ですから、現在のホームページ制作においては、ユーザーの早期離脱を防ぐためのレスポンシブ対応が必須となっています。
パンくずリストがない
パンくずリストとは、サイト内における自分の現在地を知るためのものです。
ホーム > カテゴリ名 > 記事タイトル
サイト上部にこのような表記があるのを見たことはないでしょうか。
これがパンくずリストです。
パンくずリストがあることで、今表示しているページの階層やカテゴリを一目で把握することができるため、ユーザーはサイト内で迷子になることなく、目的のページに辿り着きやすくなるのです。
ホームページ制作の「デザイン作成」でやってはいけないこと
企画や構築が終われば、次はデザインです。
デザイン作成においても注意すべき点がいくつかありますので、しっかりと把握しておきましょう。
ターゲットに適さないデザインになっている
企画段階でターゲットをしっかりと定めたとしても、それに沿ったデザインになっていなければ意味がありません。
子供向けなのに堅苦しくカチッとしたビジネス感のある雰囲気になっていたり、高級路線なのにチープな書体や色使いになっていたり、といった作りになっていると、コンテンツを見てもらう前に「なんだかこのサイトは合わないな」と離脱されてしまう恐れがあります。
ターゲット層の特徴を理解し、受け入れられやすいデザインを心掛けるようにすることが大事です。
トンマナが統一されていない
トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、デザインやコンセプトに一貫性を持たせるためのルールのことです。
自社でホームページ制作をしようとした場合、このトンマナが統一されておらず、統一性のない違和感のあるデザインになってしまうことが珍しくありません。
フォントの大きさや種類がページによって異なったり、一部のページだけデザインのテイストが違ったりすると、ユーザーの混乱を招いてしまい、ホームページによって得られる効果が縮小してしまう恐れが出てきます。
デザイン作成に取り掛かる前には、しっかりとトンマナを決めておくようにしましょう。
アニメーションを使いすぎている
適度なアニメーションの使用は、ユーザーに対しての効果的な訴求に繋がります。
オシャレな雰囲気も出せるので、ブランディングには欠かせない要素と言えるでしょう。
しかし、あまりにアニメーションを多用してしまうと、ユーザーにうまく情報が伝わらなくなったり、ページ自体が重くなることで離脱に繋がったりといった悪影響が懸念されます。
ホームページ制作にアニメーションを用いることはまったく問題ありませんが、あまり使いすぎないように注意すべきです。
ページの表示速度を意識しない
前述のアニメーションの多用にも該当しますが、ページの表示速度を意識せず、見た目だけにこだわって制作を進めてしまうのはNGです。
ユーザーは、ページ表示速度に対して非常にシビアです。
実際にGoogleの調査では、ページの表示速度が1~3秒かかってしまうと、直帰率が32%増加するというデータが出ています。
その後も、表示速度が遅くなるたびに直帰率は高まってしまいます。
ユーザーは、ページ表示までの時間がたった1秒増えるだけでも大変なストレスを感じるものです。
思わず目を引くような綺麗なデザインに仕上げることも重要ですが、使用する素材の重さにも注意を払いましょう。
デザインの細部にこだわりすぎる
ホームページデザインの注意点として、「デザインの細部にまでこだわりすぎるとデメリットの方が多い」ということも理解しておくべきでしょう。
きめ細やかなデザインを求める姿勢も大事ではありますが、限度というものがあります。
多くの人が目にしないような部分にまでこだわってしまうと、無駄に工数や予算がかかってしまうことになってしまいます。
実際、ほとんどのユーザーはそこまで細かいところまで気にして見ることはありません。
仮に見たとしても、「フッターデザインのグラデーションがほんのわずかだけど乱れている。このサイトは信用できない」などと思う人はいないはずです。
そもそも、何が完璧なデザインなのか、という答えは存在しないので、極端にこだわりすぎないようにした方がよいです。
ホームページ制作の「コンテンツ作成」でやってはいけないこと
ホームページの良し悪しを決める最も重要な要素は「コンテンツ」です。
いくら設計やデザインが優れていても、肝心の中身が「やってはいけないことだらけ」では良質なホームページになりません。
以下の注意点を参考に、ユーザーからそっぽを向かれてしまうようなコンテンツ作成は避けるようにしてください。
他サイトの文章をコピペする
文章には著作権があるため、他サイトの文章をコピペして掲載することは厳禁です。
「コピペした文章を少し変えればいい」と誤解されている方もいるかもしれませんが、接続語や語尾を多少変えるだけではコピペの範囲から抜け出したとは言えません。
また、他サイトと似通った記事を掲載してしまうと、SEO的に不利となったり、場合によってはペナルティを受けたり、ということもあり得ます。
作成する記事は、できる限りオリジナルな内容になるよう努めましょう。
なお引用については認められていますが、注意点として、以下のような条件を満たす必要があります。
- 引用の必要性がある
- 引用であることを明示する
- 出典を掲載する
- 引用部分は改変せずそのまま載せる
- 引用部分が主体となっていない
他サイトから何かを引用する際は、著作権を侵害しないための正しい引用を心掛けましょう。
ネットで拾った画像を無断で使用する
文章だけでなく、画像についても当然著作権があるので、ネット上にある画像を勝手に拾ってきて使用するという行為もNGとなります。
「作者に許可を取る」「ライセンスを表示する」といった対応によって掲載可能な場合もあるので、どうしてもその画像を使いたい場合は、ルールに則って掲載するようにしましょう。
画像掲載についてもっとも確実なのは、もとから「商用利用OK」となっている画像をダウンロードすることです。
「Pixabay」や「写真AC」、「ぱくたそ」といったサイトならば、無料で商用利用できる画像をダウンロードできるので便利です。
ファイルサイズの重い画像を多用する
記事に画像は付き物ですが、画像サイズが重くなりすぎていないかについては気を配るようにしましょう。
重い画像を何枚も使ってしまうと、サイト表示スピードが遅くなり、ユーザーにストレスを与えてしまうことになります。
また、SEO的に不利になってしまう点も見過ごせません。
画像サイズは、できるだけ軽くして掲載するようにすべきです。
記事の構造がおかしい
記事を作成する際は、正しい構造を意識しなければなりません。
正しい記事構造は「H2 ⇒ H3 ⇒ H4」という階層になります。
この階層を無視して間違った記事構造にしてしまうと、検索エンジンからの評価が下がってしまいます。
間違った記事構造の例としては以下の通りです。
- 一切タグを使わずひたすら文章を書いていく
- H2タグの直下にH4タグを使う
- 記事中にH1タグを使う
また、間違いとまでは言えないものの、違和感のある構造も存在します。
H2の下にH3が一つしかない、といった例が代表的でしょう。
H2の下にH3を設置する場合は、複数個設置するのが一般的ですので、H3が一つしかない場合は、H2一つの項目としてまとめてしまう方がよいです。
不正確な情報を掲載する
記事を執筆する際には、ネット上の情報を参考にする機会も多いでしょう。
この時に、「どんなサイトを参考にするか」というのも大事な注意点です。
ネット上には、真偽不明な情報を掲載しているサイトも多いので、パッと目についたサイトの情報を裏取りもせずに信用してしまうと、不正確な情報を掲載してしまうリスクに繋がります。
参考サイトを探す場合は、以下のような「信用のおける機関・人物」が運営しているサイトを選ぶようにすべきです。
- 官公庁
- 大企業
- 各ジャンルの専門家(医療分野なら医者、など)
不正確な情報ばかり掲載してしまうと、ユーザーからの信用を失うことで集客に悪い影響を及ぼす、というだけでなく、誤情報を世間にばらまくという道徳違反にもなってしまいます。
過度な文字装飾を行う
適度な文字装飾は、可読性を高めるためユーザーの滞在率が高まり、SEOにも良い影響を与えます。
しかし、あまりに文字装飾をやりすぎると逆に読みづらくなり、ユーザーの離脱に繋がってしまうので避けましょう。
文字装飾方法に厳密なルールはありませんが、概ね以下のような装飾が一般的です。
- 強調したい部分だけを太字にする
- 特に重要な部分にはマーカーも使う
- リストやテーブルを使用してわかりやすくする
ホームページ制作の「SEO」でやってはいけないこと
せっかく制作したホームページですから、できるだけ多くのユーザーに訪問してもらいたいはずです。
そのためには、検索エンジンで上位表示させる手法である「SEO」について強く意識しなければなりません。
SEOには高度な技術が必要ですが、技術うんぬんの前に、「大前提としてやってはいけないこと」がありますので、その点について解説していきます。
被リンクの購入
昔のSEOにおいては、被リンクの購入によって順位が上昇することもありました。
しかしそれは大昔の話であり、だいぶ前から、Googleは被リンクの購入に対して非常に厳しい対応を取ることで知られています。
被リンクの購入がもしバレれば、必ずペナルティを受け、大幅な順位降下や検索結果からの除外といった憂き目に遭ってしまうのです。
一度購入した有料リンクをすべて外すのは難しい場合がありますし、仮にすべて外せたとしても元の評価に戻るかどうかはわかりません。
現在のSEOにおいて、被リンクの購入は絶対にやってはいけない行為ですので、間違ってもリンクを購入するようなことはしないでください。
被リンク目的の過度な相互リンク
被リンクの購入だけでなく、相互リンクについてもあまりにやりすぎるとペナルティの対象となります。
こちらの手法も昔は効果がありましたが、あまりに被リンク獲得のための相互リンクが増えたため、Googleが「NO」を突きつけ、やってはいけないこととなってしまいました。
もちろん、本当に紹介したいと思った良質なサイトのいくつかと相互でリンクし合うことは、まったく問題ありません。
しかし、被リンク集めを目的とした大量の相互リンクは危険ですので避けましょう。
カニバリゼーション
ホームページ制作におけるカニバリゼーションとは、同じドメイン内で似たような内容の記事が複数存在し、コンテンツが重複してしまうことを指します。
カニバリが起こると、検索エンジンからの評価が分散してしまい、SEOに悪影響を及ぼします。
カニバリが発生してしまう主な原因は、「似たようなキーワードを狙ってしまうこと」です。
例としては、以下の通りです。
「釣り 上達 方法」
「釣り 上手くなるには」
この2つのキーワードは、どちらもほぼ同じ意味であり、実際に上位に表示されるサイトもほとんど同じです。
上位表示サイトが同じということは、検索意図(ユーザーが知りたいこと)が似通っているということになるので、せっかく記事を書いても、どちらかが重複判定を受けて無駄記事となるか、最悪の場合どちらもマイナス評価を受けて順位を下げる、というケースもあり得るのです。
労力をかけて作成した記事が無駄にならないよう、コンテンツの重複については充分に注意してください。
キーワードの詰め込み
上位表示のために、狙っているキーワードをたくさん詰め込みたくなることもあるかもしれません。
しかし、詰め込みすぎは逆効果となってしまいます。
ある程度キーワードを盛り込む必要はあるものの、やりすぎるとペナルティの対象となる可能性が出てきますし、必要以上に詰め込んでもまったく意味がありません。
キーワードについては、「不自然な文章にならない」ことを強く意識しながら入れていくべきです。
画像にaltタグを設定しない
検索エンジンは、記事に掲載されている画像だけでは「これが何の画像なのか」というところまで認識することができません。
したがって、画像には必ずaltタグ(代替テキスト)を入力し、どんな画像なのかを明示する必要があります。
画像にaltタグを入力しておけば、Googleで画像検索をした時にヒットする可能性が出てくるため、SEOの観点からプラスとなるのです。
また、万が一画像のリンク切れが起こっても、altタグに設定したテキストが表示されるため、ユーザーに記事の意図が伝わりやすいというメリットもあります。
ホームページ制作後の「運用」でやってはいけないこと
ホームページ完成後は、運用・保守作業が必要となります。
この段階での注意点について解説していきます。
新規記事の追加やリライトを行わない
ホームページが完成しても、それで終わりではありません。
むしろホームページの公開は、ゴールではなくスタートです。
随時、新規記事の追加や、既存記事のリライトを行っていく必要があるのです。
例えば、新商品の開発や、既存商品の改良をやめた企業はどうなるでしょうか?
そのような企業が販売する商品は徐々に価値を失い、誰も見向きしなくなるはずです。
そういった現象と同じで、ホームページ公開後も、日々記事の追加やリライトを実施するといった運用作業が必須となります。
運用・保守の予算を算出していない
前述の通り、ホームページは公開してからが始まりであり、日々運用・保守作業を行っていかなければなりません。
- 新規記事追加
- 記事のリライト
- デザイン修正
- セキュリティ対策
- 問い合わせ対応
- トラブル対応
こういった作業にかかる費用についても、事前に算出しておく必要があります。
予算を決めずに、なんとなくでホームページの制作や運用を開始するのは危険ですのでご注意ください。
セキュリティ対策を放置する
ホームページは、ウイルス感染、データ改ざん、不正アクセスといった第三者からの攻撃リスクに常にさらされています。
こうしたリスクからホームページを守るためのセキュリティ確保も、重要な保守作業です。
「サイバー攻撃などそうそう受けるものではない」と軽く考え、セキュリティ対策を怠っているホームページもあることでしょう。
しかし、サイバー攻撃は日常的に行われており、いつ自社のサイトが標的になるかはわからないのです。
「セキュリティに詳しい人材を採用する」「制作会社に相談する」といった対策を行い、安全にホームページを運用するための体制を整えましょう。
ホームページ制作で失敗しないために大事なこと
ここまでお読みいただいた通り、ホームページ制作には実に多くの注意点が存在します。
ホームページ制作に慣れていない状態でいきなり取り組もうとしても、高い確率で何らかの失敗をしてしまうことでしょう。
せっかく人的リソースと時間をかけて制作するのですから、最大限の効果を得られるホームページに育て上げるべきです。
とはいえ、ホームページ制作に慣れていない法人・個人が、いきなり質の高いホームページを制作できるかというと、正直なところ、難しいと言わざるを得ません。
そこでおすすめなのが、「ホームページ制作を制作会社に外注する」という方法です。
その名の通り、ホームページ制作会社はWeb制作のプロです。
ホームページを作る上で大事なことは何か、やってはいけないことは何か、ということについて熟知しているので、これまで解説してきたような注意点についてもすべてクリアできるでしょう。
また、ホームページ完成後の運用についても任せることが可能ですので、運用・保守にかかる手間を省くこともできます。
もちろん、Web制作会社にもいろいろありますので、どこでもいいというわけではありません。
次の項目では、Web制作会社を選ぶ際の注意点について紹介していきます。
Web制作会社を選ぶ際の注意点
Web制作会社を選ぶ際には、以下のような点に注意してください。
- 料金の安さだけで決めない
- 必ず相見積もりを取る
- 何が得意な制作会社なのか調べる
料金の安さだけで決めない
「安かろう悪かろう」ということわざがある通り、ただ安いという理由だけでホームページ制作会社を選ぶのはやめた方がよいです。
どんな商品やサービスでも、相場から外れるほど安いということは、何か理由があるものです。
とはいえ、企業努力によって料金を下げているケースもあるでしょうから、他社よりも大幅に安い制作会社を検討する場合は、なぜ安いのかという点をはっきりさせるようにすべきでしょう。
必ず相見積もりを取る
ホームページ作成を外注する際、面倒だからという理由で一社だけに見積もりを依頼するという行為は避けるべきです。
料金相場がわからず、無駄に高い費用を払ってしまう可能性があるからです。
相見積もりを取ることで、適正な料金を把握しやすくなりますので、不必要に高いお金を払うリスクを減らせるでしょう。
また、相見積もりを取れば、各社の対応の違いも見えてきます。
見積もりを取る過程で発生するやりとりを通して、その制作会社の「レスポンスの早さ」「担当者の対応の丁寧さ」「提案力」などが伝わってくるため、こういった要素も制作会社選びに大いに役立ちます。
何が得意な制作会社なのか調べる
同じホームページ制作でも、制作会社ごとに得意分野は異なります。
コーポレートサイトを中心に作成している制作会社に、ECサイトの制作を依頼しても、満足のいく成果物が納品されない恐れがあります。
ほとんどのWeb制作会社が制作実績を公開しているので、どういった制作が得意なのかを把握した上で、依頼するかどうかを検討した方がよいでしょう。
まとめ
以上、ホームページ制作における注意点を中心にお伝えしてきました。
ホームページ制作には「やってはいけないこと」が数多く存在しますが、ホームページ制作に慣れていない方がすべてをフォローするのは至難の業です。
せっかく時間と費用を投下して作ったホームページが、失敗に終わってしまうということも珍しくありません。
ホームページ制作に不安がある場合には、制作会社の利用を検討してみてはいかがでしょうか?
制作会社は「Webサイトを作成するプロ」ですので、失敗するリスクを大幅に減らすことができます。
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