Webデザイナーのキャリアパス10選!キャリアの選び方や将来性
「Webデザイナーには、どんなキャリアパスがあるのか知りたい」
「様々なキャリアパスがあるけど、どうやって選べばよいのかわからない」
現役Webデザイナーや、今後Webデザイナーを目指すという方の中には、上記のような疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、Webデザイナーのキャリアパスや、キャリアパスを広げるために必要なスキルを解説します。
Webデザイナーの将来性に少しでも不安を感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
Webデザイナーがキャリアパスを意識することは必須
昨今では、様々な職種でスキルアップ・キャリアチェンジの重要性が説かれていますが、Webデザイナーも例外ではありません。
Webデザイナーも、将来的なキャリアを見据えて行動を起こす必要があります。
Webデザインを生業としている方の中には、スキルさえあれば特にキャリアを意識せず、そのままやっていけると考えている方もいるでしょう。
確かに、手に職のあるWebデザイナーは、働く場所を選ばず、本業でも副業でも働けるため実用的な職種といえます。
一方で、Webデザインの領域にもAI化の波が押し寄せており、Webデザインスキルのみでは今後食べていくのが難しくなる可能性もあります。
また、副業解禁の流れが強まっていることから、多くの方がWebデザインに挑戦しているという実情からも目を背けることはできません。
Webデザインだけでは生き残るのが難しくなっているため、Webデザイナーからのキャリアパスを意識せざるを得ない状況になっています。
キャリアの広げ方は、完全にWebデザイナーからキャリアを変えるケースや、Webデザイナーの延長上にあるキャリアを選択するケースなど、人それぞれです。
確かなことは、Webデザイナーも、将来を見据えて何らかの行動を起こす必要がある点です。
Webデザイナーがキャリアパスを広げるために身に付けるべきスキル
キャリアを拡張するためには、新しいスキルを身につける必要があります。
とはいえ、Webデザイナーからのキャリアを広げるためにはどのようなスキルが必要なのかわからない、という方も多いでしょう。
この項目では、Webデザイナーがキャリアパスを広げるために身につけるべきスキルを紹介します。
各種Webデザインツールのスキル
いろいろなクライアントが要望するデザイン性に対応するためには、各種Webデザインツールの使い方を新たに学ばなければなりません。
昨今のデザインは、ツールなしでは行えないため、Webデザインツールを使いこなせることはキャリアを広げる上で必須といえるでしょう。
また、Webデザインツールのスキルを高めておけば、Webデザインのスピードも大幅に速くなります。
他のWebデザイナーより早く納品できれば、リピートにつながる可能性が上がるでしょう。
UI/UXに関するスキル
UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーとのつながりを指す言葉であり、Webサイト上でいえば、ボタンやマウスカーソルがUIです。
どのようなUIがユーザーにとって使いやすい・見やすいものなのかを把握できると、利用者に優しいWebサイト作りが可能となります。
対象ユーザーの分析や、デザイン・ワイヤーフレームを作るスキルなどがUI関連で求められるスキルです。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーがWebサイトを利用した際の感じ方を指す言葉です。
Webサイトを使った際に感じる、刺激的な体験や高揚感などがUXにあたります。
ユーザーはサイトに何を求め、ユーザーの予想を上回るには何が必要かを理解できると、UXの高いWebサイトになります。
対象ユーザーに対して共感する力やトレンドを把握する力、アイデアを伝える力などが、UX関連で求められるスキルです。
昨今では、Webサイトの利用者が子どもから高齢者まで幅広くなっていることから、Webサイトの利用率は増加傾向にあります。
UI/UXに関連するスキルは、使いやすく、豊かな体験ができるWebサイト作りに欠かせないため、スキルの重要性は以前より増しています。
プログラミングスキル
Webデザイナーの中にはHTML/CSSを扱える方もいますが、プログラミングスキルがあるとできることが増えるため、おすすめです。
たとえば、JavaScriptを身につけておけば、動的なWebページを作ることができるため、デザインの幅が広がります。
Webページに表現できることや方法を知っておけば、新しいデザインの発想にもつながるため、Webデザインにも良い影響を与えます。
プログラミングスキルには、単純にプログラムコードを書くスキルの他にも、ツールやライブラリの使い方も含まれます。
効率的なプログラミングには、プログラミングツールやライブラリの使用が不可欠なためです。
プログラミングスキルを身につけておけば、今まで外注していたWebページ全体の作成もデザイナーができるようになりますので、コスト削減につながります。
こうした人材は、重宝されることでしょう。
マーケティングスキル
素晴らしい商品やサービスを作ったとしても、誰の目にも触れなければ、売上アップに期待することはできません。
商品・サービスがユーザーの目に触れるようになるためには、マーケティングスキルが必要となります。
キャリアの拡張につなげるためには、以下のマーケティングスキルを身につけるとよいでしょう。
- SEOに関する知識
- 市場を調査する力
- マーケティングツールを扱えること
- プレゼンテーションスキル
マーケティングスキルを身につけておけば、どのようなWebサイトが高い売上高や広告効果につながるかを理解できるようになるため、デザインの幅が広がります。
売れるWebサイトのデザインを作れるWebデザイナーとして、市場価値が高まるでしょう。
マネジメントスキル
Web系の仕事は分業化が進んでいるため、多くの人が関わります。
案件の成否は、案件をリードする人のスキルに関わっているといっても過言ではありません。
Webデザイナーとしての現場経験を生かし、案件をリードする立場を目指す場合には、マネジメントスキルを磨くとよいでしょう。
マネジメントスキルの具体的な例は以下のとおりです。
- スケジュール管理
- 課題管理
- リソース管理
チームをリードする立場上、仕事の相談をされるケースは少なくありません。
相談に対するアドバイスをできるように、チーム内の業務に関する知識は身につけておいた方がよいでしょう。
Webデザイナーのキャリアパス10選
Webデザイナーには様々な働き方があるため、次のステップがなかなか思いつかない方もいるでしょう。
どのようなキャリアパスがあるのか知らなければ、次のステップに進むための準備も難しくなります。
そこでこの項目では、Webデザイナーのキャリアパスを10個紹介します。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作・運用における責任者のポジションです。
Webデザイナーとして働いていると、Webディレクターと関わる機会もあるため、どのような仕事なのか理解している方もいるでしょう。
Webディレクターの具体的な業務は以下のとおりです。
- クライアントからWebサイトに求めることのヒアリング
- 要件定義
- プロジェクトのスケジュール管理
- Webデザイナーやライター、プログラマーのアサインとリソース管理
上記の仕事内容からもわかるとおり、Webディレクターには何よりマネジメントスキルが求められます。
個々のグループや作業フェーズを管理して、クライアントの要求する品質で納期内に納品ができるように管理をします。
また、クライアントと折衝する機会もあるため、相応のコミュニケーション力も必要です。
Webデザイナーとして働き、チーム・グループを率いた経験があれば、Webディレクターは次のステップとしての選択肢になります。
責任あるポジションのため、プレッシャーは大きいですが、その分やりがいもある職種といえるでしょう。
アートディレクター
アートディレクターとは、ビジュアル・デザインの制作進行・品質管理における責任者のポジションです。
先ほど紹介したWebディレクターがWebサイト制作の責任者であることに対して、アートディレクターはビジュアル面の責任者です。
アートディレクターの具体的な業務は以下のとおりです。
- クライアントからのビジュアルイメージに関するヒアリング
- ヒアリング内容をもとにラフイメージの作成
- デザイナーやカメラマン、美術班のアサインとリソース管理
- チームのスケジュール管理
アートディレクターはマネジメントスキルも必要になりますが、同時にクリエイティブ性も兼ね備えている必要があります。
特に、クライアントからビジュアルイメージをヒアリングしてラフイメージを作る工程は、豊富な経験がなければ難しいでしょう。
また、クライアントやチームメンバーとのやり取りが多い職種のため、コミュニケーション力も必要です。
Web案件のアートディレクターであれば、Webデザイナーとして現場で働いた経験は大いに生かせるため、次のステップとしては理想的です。
一方でアートディレクターは、広告デザインやUI/UXデザインを含む、より広範囲のビジュアル・デザインを監督する場合があります。
UIデザイナー
UIデザイナーとは、商品・サービスにおいてユーザーが触れる部分のデザインを設計するポジションです。
どのようなデザインが、ユーザーにとってベストなものになるかの模索が、UIデザイナーの業務の中心になります。
UIデザイナーの具体的な業務は以下のとおりです。
- 商品・サービスの利用者分析
- UIのデザイン作成
- 作成したUIデザインのプロトタイプ開発
UIデザイナーに求められるメインのスキルは、デザインスキルです。
また、クリエイティブな発想や各種デザインツールを扱えることが求められます。
加えて、商品・サービスの利用者を分析するスキル、プロトタイプを開発するプログラミングスキルも必要になります。
案件・企業によっては、WebデザイナーがUIデザイナーと同等の仕事をしていることもあるため、次のキャリアに考えやすいポジションです。
一方で、UIデザイナーはユーザー目線でのデザインを強く求められるため、常にユーザー目線で物事を考える習慣を身につける必要があります。
UXデザイナー
UXデザイナーとは、商品・サービスの利用を通じて得られる体験をデザインするポジションです。
UIデザイナーと名称は似ていますが、似て非なるポジションになります。
UXデザイナーの具体的な業務内容は以下のとおりです。
- ターゲットユーザーのニーズ設定
- 商品・サービスの体験構造を設定
- 設定した体験構造の設計
- 商品・サービスのデザイン作成
UXデザイナーは、商品・サービスから得られる体験を設計するポジションのため、ターゲットユーザーやニーズの設定など、マーケティングスキルが必要です。
より斬新な体験の提供を目指す場合には、新しいテクノロジーを用いる必要があるため、トレンドをキャッチする嗅覚も欠かせません。
また、商品・サービスの入り口となるデザインを作るスキルも、UXデザイナーには必要です。
Webデザイナーとしてターゲットユーザーを分析して、ユーザーの動線を考えた経験があれば、UXデザイナーを目指す際に役立ちます。
UXデザイナーの場合、高いデザインスキルまで求められない傾向にありますが、実際にデザインのイメージを作り、たたき台を作れるスキルは貴重といえるでしょう。
Webマーケター
Webマーケターとは、ネット上のサービスを対象にマーケティング活動をおこなう職種です。
Webマーケターの具体的な業務は以下のとおりです。
- ターゲットユーザーの設定と分析
- リスティング広告の出稿
- SEO対策
- SNSの運用
Webマーケターに必要なスキルは、文字どおり「マーケティングスキル」です。
また、ライターやデザイナーなど、幅広い職種の人たちとやり取りをおこなうポジションのため、コミュニケーション力も欠かせません。
Webデザイナーの業務でターゲットユーザーの設定や分析の経験がある場合には、Webマーケターにキャリアチェンジをする際に役立つでしょう。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、Web画面における表側(フロント)を作成するエンジニアです。
Webデザイナーが作成したデザインを実際に作るのはフロントエンドエンジニアが多いため、かかわりの強い職種といえます。
フロントエンドエンジニアの具体的な業務は以下のとおりです。
- フロントエンドページのコーディング
- フロントエンドページの設計
フロントエンドエンジニアになるためには、プログラミングスキルが必要です。
HTML/CSSはもちろん、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語で動的なページが作れるレベルまで必要になります。
また、単にプログラミングができるだけなく、よりユーザーが「使いやすい」と感じるためには、作成したページを軽量にすることが求められます。
設計から実際のコーディングまでWebデザイナーができれば、仕事の幅が大いに広がるでしょう。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアとは、様々な分野に精通しているエンジニアを指します。
フロントエンドやバックエンド、モバイル、インフラ関係などの分野にとらわれず活躍できるエンジニアがフルスタックエンジニアです。
いろいろな分野に詳しいことから、フルスタックエンジニアには固有の業務がなく、案件や社内の状況に応じて業務を行うケースが多いです。
設計を担当することもあれば、コーディングに入ることもあります。
ときにはインフラ担当として、サーバ環境の構築・整備などチームのサポートにまわることも珍しくありません。
フルスタックエンジニアになるには、幅広い分野の知識とスキルが必要です。
また、IT系は日進月歩で技術が進むため、身につけた知識やスキルをアップデートする意識も欠かせません。
Webデザイナーとしてフロントエンドの知識やスキルを身につけているのであれば、フルスタックエンジニアを目指す取っ掛かりになります。
フルスタックエンジニアを目指す場合には、さらに学ぶ分野を広げていきましょう。
Webプロデューサー
Webプロデューサーとは、Webサイト事業の総責任者です。
紹介したWebディレクターは、制作・運用などWebサイトを作る立場の責任者です。
企業や案件によっては、WebプロデューサーとWebディレクターを兼ねているケースもあります。
Webプロデューサーの具体的な業務は以下のとおりです。
- クライアントからWebサイトに求めるコンセプトなどのヒアリング
- 企画書の作成
- コストの見積もり
- スケジュール作成と管理
Webプロデューサーは責任者のポジションのため、Webディレクターと同様にマネジメントスキルが必要になります。
また、Webサイトの核となる企画書の作成が大きなタスクとしてあり、発想力も求められるポジションです。
Webサイト事業の一番の責任者となるため、どのような状況にも対応できる経験値とメンタリティも欠かせません。
Webコンサルタント
Webコンサルタントとは、Webサイトの分析と課題の抽出、改善策の提案をおこない、Webサイトの効果を高める職種です。
Webコンサルタントの具体的な業務は以下のとおりです。
- クライアントからのヒアリング
- コンバージョン率や離脱率などの数値の分析
- ヒアリングや分析結果からの課題抽出
- 抽出した課題に対する改善策の提案
クライアントが抱える課題への改善策を提案するには、ロジカルに物事を考える力が必要です。
筋道を立てて物事を考えなければ、提案する改善策に矛盾が生じて、万全な改善策とならないためです。
加えて、クライアントに改善策の提案をする際には、プレゼンテーションスキルも必要となります。
Webデザイナーとしての経験は、デザイン面の課題抽出と改善策の策定に役立ちます。
一方で、Web全体に関する知識がなければ課題抽出ができないため、SEOやWeb集客方法など幅広い知識を身につけておくとよいでしょう。
独立・起業
新たなポジションや役職を目指すのもキャリアパスですが、独立・起業もキャリアの一つといえるでしょう。
Webデザイナーとして、フリーランス、もしくは自分の会社を立ち上げるのもキャリアの選択肢になります。
独立・起業する場合、以下の業務内容が加わる点には注意が必要です。
- クライアント獲得に向けた営業
- 経理業務
- 確定申告などの書類仕事
会社は基本的に分業制のため、自身の仕事に集中することができます。
しかし、本業以外の仕事もこなす必要があるため、思わぬところで時間を取られるケースは少なくありません。
本業との兼ね合いをみて、本業以外の仕事をアウトソーシングすることも検討しましょう。
Webデザイナーとして独立・起業をする場合には、技術力や知名度など尖ったものがなければ、多くのWebデザイナーの中に埋もれてしまいます。
独立・起業を視野に入れている方は、会社に所属しているうちから、他のデザイナーにはないような尖ったスキルをアピールできるように準備を進めておきましょう。
Webデザイナーがキャリアパスを選ぶ時のポイント
Webデザイナーの方は、キャリアパスの選択肢がいくつかあります。
一方でキャリアパスの選び方を誤ると、想像とは違うキャリアを歩むことになるため、注意が必要です。
この項目では、Webデザイナーがキャリアパスを選ぶ時のポイントを紹介します。
Webデザイン業界の現状を把握する
Webデザイナーからキャリアチェンジをするのか、Webデザイナーに近い職種に移るのかを判断するのは簡単ではありません。
そういった判断の際に役立つのが、Webデザイン業界の現状です。
Webデザイン業界がどのようになっていくのかがわかれば、キャリアパスが描きやすくなるでしょう。
たとえば、Webデザイン業界が縮小傾向にある場合には、Webデザイナーの競争が激しくなることが予想されるため、キャリアチェンジを考えた方がよいです。
反対に、順調に成長を続けている場合には、Webデザイン業界に“片足”を残しつつ、別のキャリアに広げる戦略がおすすめです。
また、Webデザイン業界の縮小傾向がとてつもないスピードで進んでいるとわかれば、急いでキャリアチェンジの準備をする必要があります。
このように、Webデザイン業界の現状はキャリアの判断に大きな影響を及ぼすため、常に最新の状況を把握しておきましょう。
なお、Webデザイン業界の現状を知るための参考データを紹介します。
経済産業省が発表しているデータによると、「インターネット付随サービスの売上高」は、年々上昇傾向にあります。
2020年の売上高は1兆9,256億円に対して、2023年の売上高は2兆4,331億円です。
3年で約27%の成長を遂げており、インターネット関連は順調に伸びている分野といえます。
将来像を明確にする
Webデザイン業界の現状が整理できた次は、自身の将来像を明確にします。
Webデザイナーのキャリアパスとして紹介してきたとおり、将来の選択肢は数多くあり、紹介した以外にもキャリアパスはまだまだあります。
数ある選択肢から適切なキャリアを選ぶためには、まず大まかな方向づけが必要です。
たとえば、技術力を追及してスペシャリストになることを目指すのか、多種多様なスキルを身に付けてジェネラリストを目指すのか、マネジメント経験を積み重ねて組織の中で出世・昇進を目指すのか、などです。
どのような方向を目指すのかは、自身の価値観との相談になるため、改めて自己分析をした方がよいでしょう。
これまでのキャリアを振り返ると、やりがいを感じた瞬間など、将来を考える上でのヒントが隠れているはずです。
自分の持っているスキルや経験を整理する
キャリアの大まかな方向性を決めた後は、自身のスキルや経験を一旦整理します。
自身の持つスキルや知識、経験がわかると、より細かいキャリアを決めるヒントになります。
たとえば、自身のスキルや経験を整理した結果、HTML/CSSを扱えることが判明したとしましょう。
新たにJavaScriptsを学べば、フロントエンドエンジニアへの道が拓けるとわかります。
自身の持つスキルや経験、知識を整理するためには、時系列で以下の項目を書き出しましょう。
- これまで携わった業務やプロジェクト
- 成果
- 得られたスキルや知識
各項目は、どんな些細なものでも構いませんので、確実に書き出すようにしてください。
書き出した成果やスキルは、次のキャリアを考える際のヒントとなるため、書き漏らしのないようにしましょう。
目指すキャリアパスについて分析する
自身のスキルや経験の棚卸しができると、目指すキャリアパスとの“距離感”が何となく掴めます。
次は目指すキャリアパスを詳細に分析して、どのようなスキルや経験があればよいのか、“距離感”を掴みましょう。
たとえば、Webディレクターには、マネジメントスキルとコミュニケーション力が求められます。
さらに上位のWebプロデューサーには、豊富な経験からくる発想力も追加で必要です。
最終的にWebプロデューサーを目指す場合には、まずはマネジメントスキルとコミュニケーション力を身につける必要性があります。
自身のスキルや知識、経験と比較して、何が足りないかがわかれば、目指す道も現実的なものになります。
キャリアプランを描く
目指すキャリアパスが明確になった後は、キャリアプランを描きます。
キャリアプランとは、数ヶ月・数年単位で描く自身のキャリア設計図です。
たとえば、1年後にはWebディレクター、5年後にはWebプロデューサー、といったような具体性をもったキャリアの設計図になります。
ポイントは、自身でキャリアの設計図を作る点です。
キャリアパスはあくまで企業側が提示するキャリアの道筋・ポジションのため、自身の方向性とは合致しない可能性があります。
一方で、キャリアプランは自分で考えるため、自身の価値観や働く目的に合致するため、常にモチベーションが高く保てます。
まとめ
今回は、Webデザイナーのキャリアパスやキャリアパスを広げるために必要なスキルを解説しました。
今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。
- Webデザイナーが身につけるべきスキルは、プログラミングスキルやマーケティングスキル、マネジメントスキルなど多数
- Webデザイナーの代表的なキャリアパスは、UI/UXデザイナーやWebマーケター、Webコンサルタントなど
- 将来のキャリアパスを描くには、まずキャリア像を明確にすべき
Webデザイナーは、手に職がつく仕事のため、数多くの方が目指している職種です。
その分、生き残るためには努力する必要があります。
Webデザイナーからのキャリアアップやキャリアチェンジを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。