Webデザインの副業はやめとけ?Webデザイナーの副業の現実を紹介
「Webデザインの副業はやめとけと聞くけど、そう言われる理由を知りたい」
「Webデザイナーの副業って、どんな感じなのか知りたい」
Webデザインの副業に興味を持っている場合、上記のような疑問を感じることもあるでしょう。
今回は、Webデザインの副業はやめとけと言われる理由や、Webデザインの副業の現実を詳しく紹介していきます。
Webデザインの副業を検討している方は、ぜひ本記事を参考にして実情を知っていただければと思います。
目次
「Webデザインの副業はやめとけ」と言われる理由
多くの方が「Webデザインの副業はやめといた方がよい」と言うのは、解決が難しいさまざまな事情があるためです。
この項目では、Webデザインの副業はやめとけと言われる理由を7つ紹介します。
副業案件を狙っているWebデザイナーが多い
Webデザインの副業はやめとけと言われる理由のひとつに、Webデザインの副業案件の獲得競争が厳しい点が挙げられます。
案件の数自体は少なくありませんが、副業案件を狙うWebデザイナーが多くいるため、仕事を獲得するのが難しくなっているのです。
副業案件を狙っている方の多くが経験者であり、企業に所属する本業のWebデザイナーやフリーランスのWebデザイナーです。
案件獲得には実績が何よりも重要なため、経験者と競争すると、未経験Webデザイナーが案件を獲得するのは難しくなります。
Webデザインの副業案件を簡単に獲得できるのであれば、やめとけという人も多くないでしょう。
副業案件を通して、経験を積める・金銭を稼げるのは素晴らしいことだからです。
しかし、副業案件を獲得できず、身につけたスキルが無駄になってしまうケースもあるため、Webデザインの副業をおすすめしない方という方もいます。
本業に悪影響を及ぼす可能性がある
Webデザインの副業案件は、獲得が難しいことはもちろん、仕事を完遂するのも簡単ではありません。
納品後も、クライアントが満足するクオリティでなければ修正の要求に対応しなければならないためです。
Webデザインの副業に時間・労力が割かれると、心配されるのが本業への影響です。
疲れが溜まった状態や集中力を欠く状態では、本業の仕事が疎かになり、仕事の質が下がるリスクが考えられます。
生計を立てるメインとなっているのはあくまで本業の仕事から得られる収入であり、副業が本業に悪影響を及ぼしてしまっては本末転倒です。
Webデザインの副業に力を注ぎ過ぎた結果、本業が疎かになった経験を持つ方が多いため、「やめとけ」という人も一部でいるようです。
副業案件は単価が安い傾向にある
Webデザインの副業は、費やす時間や労力に対して、単価が安く稼ぎにくいというケースも存在することから、やめといた方がいいなどの意見が生まれます。
副業案件とはいえ、Webデザインの仕事を完遂するには、相応の時間や労力が必要です。
特にクオリティが求められる案件では、細部までこだわりを持つ必要があるため、制作にかなりのコストがかかります。
一方でWebデザインの副業案件は、以下の事情から単価が安い傾向にあります。
- 副業案件を手がけるWebデザイナーが多い
- 副業案件はあくまで副業レベルのものが多い
Webデザインの副業案件は、簡単に言い換えると「コストパフォーマンスが良くない」ということもあるために、「やめとけ」と言われることがあります。
実績作りに時間がかかる
副業案件を受注するために必要な実績作りには時間がかかるため、「副業のWebデザイナーはやめといた方がいい」といわれることがあります。
Webデザインの副業案件を受注するためには、スキルはもちろん実績も必要です。
企業に所属してWebデザイナーとして働いた経験のない方や強いポートフォリオがない場合には、実績が副業案件を獲得するカギとなります。
実績を作る過程では、案件を受注するために格安で仕事を引き受けることも少なくありません。
割に合わない仕事を何度も繰り返して、ようやく副業案件を受注するための実績がつきます。
Webデザインの副業で稼ぎたい場合には、実績作りの段階がとにかく割に合わないため、おすすめしない方が多くなります。
営業活動に時間がかかる
副業の契約を取るための営業活動に時間がかかりすぎるため、Webデザインの副業は厳しい、と感じている方も少なくないようです。
当たり前の話ですが、副業としてWebデザインの仕事をやる場合には、仕事が分業されていないため、営業活動から自分でしなければなりません。
クライアントに自身をアピールした後にさまざまな交渉を行い、初めて契約が取れます。
コミュニケーションが苦手な方でも、クライアントと依頼内容の確認から価格交渉まで、すべてを行わなければならないのです。
本業とは異なり、自分の苦手な仕事や効率的にできない仕事までやらなければならないため、単にデザインが得意なだけでは副業をするのは難しいでしょう。
クライアントの当たりはずれが大きい
クライアントの当たりはずれが大きいという要因も、「Webデザインの副業はやめとけ」と言われる理由の一つです。
あまり質のよくないクライアントにあたってしまった場合、デザインに対して過大な要求や価格の減額といった仕打ちを受けることがあります。
もちろん、このようなケースは珍しいのですが、きちんとクライアントを選ぶ目を持っていないとひどい目に遭ってしまう可能性もあるのです。
経験豊富な方は、案件に対する一種の“嗅覚”が鋭いため、はずれのクライアントを上手に避けることができるでしょう。
一方で経験の浅い方は“嗅覚”が未発達なために、はずれのクライアントを引き当ててしまう可能性があります。
勉強することが増える
Webデザインの勉強時間が必要になった結果、プライベートの時間が大きく削られるために、副業はやらない方がいいと言う方もいます。
Webデザインは、副業でもスキルや知識を常に磨くことを要求されます。
デザインには流行り廃りがあり、常によいデザインを生み出すためには勉強が必要になるからです。
副業のための勉強時間が増えた結果、プライベートの時間を削られるとストレス解消ができずに、不満を抱えがちになります。
また勉強を始めたばかりの頃は、副業の案件につながりにくい点もストレスを増やす要因です。
副業をすることで、お金以外にも「新たなスキルや知識を得られる」というメリットがあるものの、一方で、新しい物事を学ぶためには相応の時間が必要になることを忘れてはいけません。
Webデザイナーが副業を始めて「失敗した」と感じた例
昨今では、多くの方がWebデザインの副業にチャレンジしているため、実際の感想をネットにあげている方が中にはいます。
この項目では、実際にWebデザインの副業を始めて、失敗したと感じた事例を3つ紹介します。
Webデザインの副業を始めた方がどのような失敗をしたかを知れば、自分が始めた場合の対策が可能です。
お小遣いは増えるけど大変
Webデザインの副業案件は、安い案件でも1回で5,000~10,000円前後を稼げます。
安い案件を月に5本受注するだけでも、25,000~50,000円と少なくない収入になります。
月に50,000円増えれば、生活の質が大きく変わるのは言うまでもありません。
一方でWebデザインの副業案件は、クライアントとの折衝や制作物の作成など、一人で担当する必要があります。
同時に本業もこなさなければならないため、「副業により月の収入が増えるのは嬉しいが、大変だ」と感じる人もいるようです。
Webデザインを副業にしてみたけど向いていなかった
本人の好き嫌いを問わず、人には物事の向き不向きがあります。
憧れを抱いている仕事でも不向きであれば、成果を出しづらく、効率も上がりません。
反対に何とも思ってない仕事でも、素養がある場合には結果も出て、仕事がスムーズに進むでしょう。
上記のツイートのケースでは、結果的に難しいチャレンジになってしまいましたが、Webデザインの副業にチャレンジしたこと自体は素晴らしいものといえます。
実際にチャレンジした結果、自分には向いていないとわかれば、別の副業を探せばよいだけだからです。
一歩も踏み出せず、検討をしているだけでは次のステップへ進めないため、チャレンジには大きな価値があります。
Webデザインスキルを身に付けても怪我や病気で副業案件が取れなくなった
「体が資本」という言葉があるとおり、副業に励めるのは健康な体があってこそです。
Webデザインのスキルを磨いたとしても、体のどこかに異常があれば、副業をしている時間はなくなります。
治療のために時間を割く必要がありますが、本業の時間が削れない以上、副業の時間がなくなるのは言うまでもありません。
また副業はプライベートの時間を削っておこなうため、メンタルヘルスに悪影響を及ぼしがちです。
副業に時間を注ぎ過ぎた結果、本業に悪影響を及ぼすような健康状態になる方が散見されます。
いくら優れたスキルや経験があったとしても、健康でなければ働けないため、副業に力を入れるバランスには注意が必要です。
Webデザインの副業に向いている人
人には向き不向きがあるため、自分がWebデザインの副業に向いているのか気になる方は多いでしょう。
この項目では、Webデザインの副業に向いている人の特徴を3つ紹介します。
年収を上げることにこだわっている
本業の年収に満足しておらず、年収を上げたい方はWebデザインの副業に向いています。
Webデザインの副業では、単価が100,000円以上する高単価の案件もあります。
Webデザインの副業を本業と同時並行ができれば、現在の年収を大幅に上げることも十分に可能です。
昨今は転職が当たり前のため、年収を上げる手段として転職も選択肢に入ります。
一方で年収が上がるとしても、転職後の環境が厳しいものになる可能性はゼロではありません。
現在働いている本業の環境に満足している方の中には、できるだけ環境を変えたくない方もいるでしょう。
現在の本業を大切にしつつ、年収を上げたい方にとってはWebデザインの副業はうってつけの仕事です。
スキルアップしたいと考えている
本業で身につくスキル以外にも、スキルを身につけたい方もWebデザインの副業に向いています。
Webデザインの副業をするにあたり、以下のスキルが身につくため、大きなスキルアップになります。
- デザインスキル
- HP更新に必要な各種コーディングスキル
- CMSの操作
- Webマーケティング
本業の仕事内容にもよりますが、本業で身につくスキルはある程度のところで頭打ちになります。
定年まで本業の会社が安泰であれば問題はありませんが、昨今は厳しい社会情勢のため、いつ本業の会社が倒産しても不思議ではありません。
Webデザインの副業を通して、新たなスキルを身につけておけば、もしもの時の備えにもなります。
本業があまり忙しくない
Webデザインの副業案件やスキルアップに時間を大きく割ける方は、Webデザインの副業に向いています。
たとえば、Webデザインの副業案件は、納期が早い案件で数週間から1ヶ月のものがあります。
短い納期に対応するためには、Webデザインの副業にある程度の時間を割かなければなりません。
しかし、本業の仕事で毎日残業があり副業の時間を取れない方は、案件に取り組むのが難しくなるでしょう。
このような理由から、Webデザインの副業には、本業の仕事があまり忙しくないことが条件ともいえます。
また少しの時間を用意できたとしても、本業が忙しいと肉体的・精神的な疲れから継続的に副業に取り組むのは難しくなるでしょう。
Webデザインの副業をやめた方がよい人
Webデザインの副業をおすすめできる方もいれば、おすすめできない方もいます。
Webデザインの副業を始める前に、「やめた方がよい人」の特徴に当てはまっていないかを確認してみましょう。
向上心がない
Webデザインの副業案件をこなすにはスキルの獲得が不可欠なため、向上心のない方はWebデザインの副業はおすすめできません。
未経験者の場合、Webデザインの副業ではいきなり稼ぐことができず、スキルを身につけることからスタートします。
辛抱強く取り組めばスキルは身につきますが、向上心がない方は途中で諦めてしまう可能性が高いため、Webデザインの副業は難しいでしょう。
また副業とはいえ、Webデザインの業界は競争が激しいため、生き残るには常に自身のスキルを磨き続ける必要があります。
一度スキルを身につけた後も、アップデートの必要があるため、常に向上心がなければ難しい副業といえます。
残業が多い
本業で残業が多い人もWebデザインの副業に取り組むのは難しいため、おすすめできません。
本業で残業が多い場合、Webデザインの副業案件に取り組む時間はもちろん、スキルアップの時間も捻出するのも難しくなります。
Webデザインの副業はある程度の時間が確保できることが前提の副業です。
本業の忙しさが一過性の場合は、時間に余裕ができ始めたタイミングでWebデザインの副業に取り組むことをおすすめします。
また継続してWebデザインの副業に取り組むことを考えている場合は、残業を減らす取り組みも同時に始めるとよいでしょう。
お金よりも時間を大切にしたいと考えている
お金よりも時間を大切にしたいと考えている方も、Webデザインの副業はおすすめできません。
Webデザインの副業には、案件に取り組む時間やスキルアップの時間など、どうしても時間が必要になります。
副業で得られるお金やスキルよりも、副業で失う時間の方が惜しいと思う場合には、Webデザインの副業はしない方がよいでしょう。
一方で、価値観はライフステージにより変化する点を忘れてはいけません。
独身時代は時間よりもお金が大事という方も、家族ができてからはお金よりも時間が大事、考え方が変化する方もいます。
現在の価値観に照らし合わせると、Webデザインの副業に向いていなくとも、Webデザインの副業はいつでも始められます。
時間に余裕ができ始めたタイミングで副業を始める、ということも選択肢として残しておくとよいでしょう。
Webデザイナーが副業で稼ぐための方法
Webデザインのスキルや経験があっても、副業で稼ぐ方法を知らなければ上手に稼ぐことはできません。
この項目では、Webデザイナーが副業で稼ぐための4つの方法を紹介します。
副業エージェントに登録する
副業エージェントとは、クライアントとワーカーの間に入り、副業案件を紹介してくれるサービスです。
副業エージェントを利用する最大のメリットは、自身のレベルに合わせた仕事を紹介してくれるため、案件に集中できる点です。
Webデザインの副業案件に集中して取り組めるため、効率的に稼ぐことができます。
また一般には公開されていない非公開案件も扱っているため、高単価の副業案件と出会える可能性もあります。
他にも、スキルや経験を伸ばすためのアドバイスをもらったり、単価交渉をしてくれたりする、というメリットもあります。
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトとは、クライアントが公開した仕事にワーカーが応募する形で両者をマッチングするサービスです。
サイトには仕事内容や案件規模、難易度、納期の長短などが異なる、さまざまな種類の案件が公開されています。
クラウドソーシングサイトを利用する大きなメリットは、自身のレベル感に合った仕事ができる点です。
自身のレベル感に合う仕事を数多くこなしていけば、後々大きな収入を得られる案件を獲得することも可能です。
また、クラウドソーシングサイトで公開される仕事のほとんどがオンライン前提です。
本業を抱える方にとっては、好きな場所や時間に仕事ができるクラウドソーシングという形は大きなメリットといえるでしょう。
知人や友人から仕事を紹介してもらう
知人や友人から直接案件を紹介してもらう、という方法もあります。
知人や友人に案件を紹介してもらうメリットは、案件の内情を知りやすい点です。
案件の良い点・悪い点の両方を把握できるため、ベストな状態で案件に取り組めます。
特に案件の問題点を早めに知ることで、早期に対応ができるため、トラブルになりにくいでしょう。
また知人や友人を介するため、マージンを取られたとしても、一般的なサービスを利用するより安くなる可能性が高いです。
マージンは決して安くないことも多いため、案件をこなせばこなすほど重くのしかかります。
知人や友人を介した場合の安いマージンの方が、一般的なサービスを利用するより稼ぎやすくなるでしょう。
SNSで案件を探す
さまざまな情報が行き交うSNSでは、Webデザインの副業案件が募集されているケースもあり、案件の獲得も可能です。
SNSから案件を獲得するメリットは、マージンの取られない直接取引になりやすい点です。
副業エージェントやクラウドソーシングサイトでは、案件を探す手間が減る一方で売上に対して一定のマージンがかかります。
サービスを利用すればするほどマージンが増えるため、大きなマイナスです。
一方で、SNSでクライアントと直接つながれば、マージンがないため売上金額がすべて手元に入ります。
特に売上金額が大きい場合には、マージンの有無は稼ぐ上で大きなカギを握ります。
SNSでの取引は不特定多数が相手となるため、リスクの大きい点は否めません。
しかし、相手の身元や取引先を確認しつつ、リスクの低減を図るようにすれば、SNSでの取引もリスキーなものではなくなります。
効率よくWebデザインの副業案件をこなす方法
Webデザインの副業は、デザインだけでも文字や写真のレイアウト、配置決め、配色などさまざまなことをしなければなりません。
そのため、Webデザインの副業でしっかり稼ぎたい方は、作業をできるだけ効率化する必要があります。
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まとめ
今回は「Webデザインの副業はやめとけ」といわれる理由や、Webデザインの副業の現実を紹介しました。
今回紹介した内容をまとめると以下のとおりです。
- Webデザインの副業はやめとけと言われるのは数多くの理由がある
- Webデザインの副業に向いている人・向いていない人がいる
- Webデザインの副業で稼ぐ方法は4つある
Webデザインの副業はさまざまな理由でおすすめされていませんが、しっかりとスキルを身に付け、稼ぐための正しい行動を取れば結果を出せる可能性が高まります。
Webデザインの副業に興味のある方は、是非本記事を参考にしてチャレンジしてみてください。