ホームページの更新頻度とSEOの関係は?更新頻度の高さが与える影響を解説

ホームページの更新頻度とSEOの関係は?更新頻度の高さが与える影響を解説 | pochily me(ポチリーミー)
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「ホームページの更新頻度を上げれば上げるほどSEO効果が高まる」

このように考え、できるだけ更新頻度を上げようとしている方もいるかもしれません。
しかし結論からお伝えしますと、「ホームページの更新頻度」と「SEO」とは直接的に関係がありません。

とはいえ、更新頻度はまったく無視していいわけでもない、という点にも注意が必要です。

この記事では、ホームページの更新頻度とSEOの関係について詳しく解説していきますので、更新頻度がどのような影響を及ぼすのか知りたいという方は是非最後までご覧ください。

SEOにおいてホームページ更新頻度の高さは関係ない

前述の通り、ホームページの更新頻度を上げたとしてもSEOに直接的な影響はありません。
むしろ、更新頻度のみにこだわって「質の低い記事の追加」や「必要のない微修正」を繰り返してしまうと、大きな悪影響が出てしまう可能性すらあります。

例えば、1ヶ月で30記事を新規追加する場合に、

「月初に30記事を一気に追加する」
「1日1記事ずつ、30日かけて追加する」

上記のどちらの方法を選んでも、SEO的に良い影響も悪い影響もないのです。

ただし上記の例は極論であり、一気に大量の記事を追加してしまうと、リピーターとなっているユーザーがどの記事から読んでいいのかわからなくなる可能性があるため、その点の配慮は必要です。

このように、SEOと更新頻度には直接の関係はありませんが、正しい更新頻度を意識することによって、間接的なSEO効果が生まれることは珍しくありません。

ホームページの更新頻度がSEOに良い影響を与える理由や、更新頻度に関する注意点については以下の項目にて解説していきます。

ホームページ更新頻度がSEOに影響する理由

前述の通り、ホームページの更新頻度は直接的にはSEOに影響しません。
しかし、間接的には影響を及ぼしますので、更新頻度についてもある程度意識すべきです。

具体的には、以下のような理由からプラスのSEO効果が生まれます。

  • クロール頻度が上がる
  • ユーザーが再訪する確率が上がる
  • 新しい情報であることをアピールできる

クロール頻度が上がる

記事の追加や更新が頻繁に行われるサイトには、検索エンジンのクローラーが訪れやすくなります。
そのため、更新内容について素早く検索エンジンが把握し、順位に反映されやすくなるのです。

クロールの頻度が上がったからといって順位が上がりやすくなるわけではありませんが、SEO効果が現れるのが早くなるだけでも大きなプラスと言えるでしょう。

ユーザーが再訪する確率が上がる

せっかくユーザーがサイトを気に入ったとしても、そのサイトが滅多に更新されないようならば、あまり訪問はしてもらえません。
逆に、頻繁に更新されるようならば、「今日も記事が追加されているかも」と考え、毎日のように訪問するユーザーも現れることでしょう。

そして、サイトのファンとなってくれているユーザーは、滞在時間が長くなりやすいです。

2016年に、Googleの社員が「滞在時間はSEOと関係がない」と公式に発表していますが、かなり古い情報です。
実際、Googleのアルゴリズムは頻繁に更新されるので、現在は滞在時間も順位決定のための判断材料としている可能性も決して低くはないでしょう。

仮に滞在時間をSEOの要素として見ていなかったとしても、滞在時間が長ければコンバージョンにも繋がりやすくなるため、マイナスはありません。

新しい情報であることをアピールできる

検索エンジンは、「情報の鮮度」についても見ています。
既存ページに対して定期的に更新を加えることで、常に情報を最新の状態にできるため、検索エンジンにとってもユーザーにとっても良い効果が生まれます。

例えば、すでに2024年になっているのに、記事内で紹介している数値などが「※2023年5月現在」という注釈がついたままになっていますと、検索エンジンからもユーザーからも「この情報は古いものだ」と判断されてしまうでしょう。

このような理由から、順位的に問題がないページでも、半年~一年に一度くらいの頻度で記事を見直し、記事内に古い日付や古い情報が掲載されていないか確認するようにしてください。

記事の追加・更新に関する注意点

ホームページに新規記事を追加する際やリライトをする際には、以下のような点に注意してください。

  • いい加減な新規記事追加は避ける
  • 小規模な修正を繰り返さない
  • カニバリ(コンテンツ重複)に注意する
  • リライトは一定期間経ってからにする
  • E-E-A-Tを意識する

いい加減な新規記事追加は避ける

「間接的にであろうと、更新頻度の高さがSEO対策になるのならば、何でもいいからどんどん新規記事を追加しよう」

これは、SEOにおいて最もやってはいけないミスです。

検索エンジンは、質の低い記事を評価しません。
むしろ、低品質な記事の比率が増えてしまうと、ドメイン全体の評価が下がり、他の記事の評価にまで悪影響が出てしまいます。

適当な記事ならば追加しない方がよいくらいですので、記事数だけにこだわるのは避けましょう。
追加して良いのは、ユーザーの検索意図を満たした高品質な記事のみです。

小規模な修正を繰り返さない

更新頻度を上げようとして、「サイトを更新した」という履歴を残すためだけに、ちょっとした文言変更や1文のみの追加といった小規模な修正をしても、まったく意味がありません。
やりすぎると、ペナルティの対象になる恐れすらあります。

Googleは、こうした小細工を取り締まるため、年に何度も検索アルゴリズムを変更しています。
小手先のテクニックに走ろうとせず、「ユーザーファースト」の理念に沿った質の高い記事になることだけを考えるようにしましょう。

カニバリ(コンテンツ重複)に注意する

SEOにおけるカニバリゼーションとは、コンテンツ重複のことです。
同じような内容の記事がサイト内に複数ある状況になると、SEO的に大きなマイナスとなってしまいます。

  • 同じキーワードで複数の記事を書く
  • 既存記事から流用できそうな部分があるので丸ごとコピペする
  • 記事の構成が酷似している

このようなケースが発生していると、検索エンジンからカニバリの判定を受けやすくなってしまいます。
その結果、大幅に順位を落としてしまうことがありますので、サイト内にある記事の内容が重複しないように注意してください。

リライトは一定期間経ってからにする

新規追加した記事が検索エンジンから正しく評価されるまでには、一定の期間が必要になります。
対策キーワードやドメインパワー、競合サイトの強さなどによって変わってきますが、大体3ヶ月~6ヶ月ほどは見ておいた方が無難でしょう。

したがって、追加した記事がすぐに上位表示されないからといって、慌ててリライトしてしまうような行動はNGです。
最低でも3ヶ月は待つようにしてください。

あまり早めにリライトをしてしまうと、「これから順位が上がってくるところだった」という状態だったのに、リライトによって逆に下がってしまう、というようなこともあり得ます。

E-E-A-Tを意識する

E-E-A-Tとは、Googleが「品質の高いコンテンツ」と評価するための基準のことで、「経験」「専門性」「権威性」「信頼」のそれぞれの頭文字を取った言葉です。

  • 経験(Experience)
  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼(Trust)

以前までは「E-A-T」でしたが、冒頭に「経験」が追加された形となっています。

記事制作時やリライト時には、E-E-A-Tについて強く意識するようにしてください。

それぞれ、具体的に解説します。

経験(Experience)

最初の「E」である「経験(Experience)」は、記事の中に記事制作者の実体験が入っているかどうか、という指標です。

ただネットで調べれば書ける記事よりも、制作者自身が体験したリアルな情報が詰まっている記事の方が品質が高い、と評価されるわけです。

実体験に基づく話の方がユーザーから共感を得やすいですし、信ぴょう性も増しますので、できるだけ経験を交えた内容をコンテンツに盛り込むべきでしょう。

専門性(Expertise)

2番目の「E」である「専門性(Expertise)」は、その分野の専門家が制作したコンテンツかどうか、という指標です。

例えば、医療関連の情報であれば、「医学の素人がネットで集めただけの情報」と「医者が発信する情報」とでは、専門性について天と地ほど差があります。

表面上の情報が掲載されているのではなく、専門家によって深く掘り下げられたコンテンツが掲載されている記事は、専門性が高い記事として評価されます。

権威性(Authoritativeness)

3番目の「A」である「権威性(Authoritativeness)」は、そのコンテンツが第三者からどれほど評価されているか、という指標です。

優れた記事ならば、多くのユーザーから支持されやすいため、記事へのリンクが多く貼られたり(被リンク)、SNSで記事のことについて触れられていたり(サイテーション)、ということが起こりやすくなります。

信頼(Trust)

最後の「T」である「信頼(Trust)」は、文字通り「その記事がどれほど信頼できるものなのか」を示す指標です。

  • 運営者情報が記載されているか
  • セキュリティ対策が行われているサイトか
  • 不正確な情報が掲載されていないか

このように、ユーザーから信頼されやすい状態になっているサイトの記事は、信頼性が高まります。

新規記事はどれぐらいの頻度で追加すべき?

「直接的なSEO効果がないとしても、間接的な影響があるならできるだけ記事の追加頻度を上げたい」
「どの程度の頻度で記事をアップすれば効果的?」

このような考えを持っている方も少なくないでしょう。

結論からお伝えしますと、「新規記事追加については特に目安はない」となります。
リソースに合わせて、自由な頻度で追加していけば問題ありません。
例えば、月に2~3記事の追加が限度ならばそれでも大丈夫ですし、毎日更新が可能ならば是非実現すべきです。

ただし、注意しなければいけないことが一点あります。
それは、「週に一度は必ず記事を追加する」というようにノルマを決め、記事の品質にこだわらず記事の新規投稿を繰り返すという行為です。

低品質な記事追加は、SEOにおいて百害あって一利なしです。
更新頻度だけに囚われて無理に質の低い記事を追加するくらいならば、一切新規記事を投稿しない方がよい、ということは忘れないようにしてください。

まとめ

以上、ホームページの更新頻度とSEOの関係について詳しく解説してきました。

更新頻度は、SEOにおいて直接的な影響はないものの、間接的には良い影響を及ぼします。
本記事で紹介したような注意点を意識しながら、適切な頻度での更新を心掛けていただければと思います。

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