用語集

CGIとは?用語の意味を解説

CGIとは、「Common Gateway Interface」の略で、ウェブサーバーと外部プログラムとの間でデータをやり取りするための標準的な仕組みです。

主に、ユーザーからのリクエストに応じて、サーバーが動的なコンテンツを生成する際に使用されます。具体的には、ウェブページにフォームがある場合、ユーザーが入力したデータがCGIを通じてサーバーに送信されます。サーバーはそのデータを受け取り、プログラム(例えば、PerlやPythonで書かれたスクリプト)を実行して、結果を生成します。生成された結果は、再びユーザーのブラウザに返されて表示されます。この過程により、静的なHTMLファイルでは実現できないインタラクティブな機能を持つウェブサイトが可能になります。CGIの利点は、プログラムがサーバー上で実行されるため、ユーザーがサーバーの内部にアクセスすることなく、データ処理が行える点です。また、多くのプログラミング言語で対応しているため、柔軟性が高いのも特徴です。ただし、CGIはその処理がサーバーに負荷をかけることがあり、特にトラフィックが多い場合にはパフォーマンスの問題が生じることがあります。このため、最近ではPHPやRuby on Rails、Node.jsなど、より効率的な技術が普及してきていますが、CGIは依然として多くのシステムで利用されています。