用語集
CDNとは?用語の意味を解説
CDNとは、「Content Delivery Network」の略で、ウェブコンテンツを効率的に配信するための分散型ネットワークのことです。
CDNは、インターネット上に複数のサーバーを配置し、ユーザーがコンテンツにアクセスする際に、最も近いサーバーからデータを取得する仕組みを提供します。これにより、ウェブサイトの表示速度が向上し、ユーザー体験が向上します。具体的には、CDNは画像、動画、スタイルシート、JavaScriptファイルなどの静的コンテンツをキャッシュし、ユーザーの地理的な位置に応じて最適なサーバーから配信します。たとえば、アメリカにいるユーザーが日本のウェブサイトにアクセスする際、CDNを利用することで、アメリカ国内にあるサーバーからコンテンツを取得できるため、読み込み時間が短縮されます。CDNの主な利点は、以下の通りです。まず、ページの読み込み速度が速くなることで、SEO(検索エンジン最適化)にも良い影響を与えます。次に、サーバーへの負荷が分散されるため、大量のトラフィックが発生した際にも安定したサービスを提供できます。また、CDNはコンテンツの配信を最適化することで、データの転送量を削減し、コストを抑えることが可能です。