用語集

絶対パスとは?用語の意味を解説

絶対パスとは、ファイルやディレクトリの位置を示す際に、ルートディレクトリからの完全な経路を指定する方法です。

ウェブサイトやコンピュータのファイルシステムにおいて、特定のファイルにアクセスするための道筋を明確にするために使用されます。例えば、ウェブサイト上での絶対パスは、ドメイン名から始まり、目的のファイルまでの完全なURLを示します。具体的には、「https://www.example.com/images/photo.jpg」といった形式です。この場合、ルートディレクトリである「www.example.com」から始まり、「images」というフォルダを経由して「photo.jpg」というファイルにアクセスすることを意味します。絶対パスの主な利点は、他の場所からリンクや参照を行った際に、常に同じ位置を指し示すことができる点です。これにより、異なるページやドメインからアクセスする場合でも、リンクが壊れることなく確実に目的のリソースに到達できます。一方で、相対パスも存在します。これは、現在の位置からの経路を示すもので、より短く記述できます。たとえば、「../images/photo.jpg」といった形式で、親ディレクトリからのパスを指定します。相対パスは、同じドメイン内での移動には便利ですが、異なるドメインや完全な参照が必要な場合には適していません。