用語集

MXレコードとは?用語の意味を解説

MXレコードとは、「Mail Exchange Record」の略で、電子メールの配信先を指定するためにDNS(ドメインネームシステム)で使用されるレコードの一種です。

MXレコードを設定することで、特定のドメインに対してどのメールサーバーがメールを受信するかを指定します。
例えば、あなたのドメインが「example.com」で、メールを受信するために「mail.example.com」というサーバーを使用しているとします。
この場合、MXレコードを設定することで、メールが正しいサーバーに配信されるようになります。
具体的には、次のように設定します:

example.com. IN MX 10 mail.example.com.

この設定では、「example.com」に送られたメールは「mail.example.com」に配送されます。
ここで「10」という数字は、優先度を示します。
優先度が低いほど優先され、複数のMXレコードを持つ場合にどのサーバーを使用するかを決定するために使われます。
MXレコードの主な利点は、メールのルーティングを簡単に管理できることです。

メールサーバーの変更や追加が必要になった場合でも、DNSの設定を変更するだけで対応できます。
また、冗長性を持たせるために複数のMXレコードを設定することで、障害発生時に他のサーバーがメールを受信できるようにすることも可能です。