用語集
DDOS攻撃とは?用語の意味を解説
DDOS攻撃とは、「Distributed Denial of Service」の略で、特定のサーバーやネットワークに対して大量のトラフィックを送り込み、正常なサービスを妨害する攻撃のことを指します。
これは、攻撃者が複数のコンピュータやデバイスを利用して行うため、「分散型」の攻撃と呼ばれています。
この攻撃の目的は、ターゲットとなるシステムを圧倒し、過負荷状態にすることです。
通常、サーバーは特定の量のリクエストを処理できる能力がありますが、DDOS攻撃ではその限界を超える大量のリクエストを送り続けることで、サーバーがダウンしたり、サービスが遅くなったりします。
これにより、ユーザーはサービスにアクセスできなくなり、企業にとっては重大な損失をもたらす可能性があります。
DDOS攻撃にはさまざまな手法があり、例えば「HTTPフラッディング」や「SYNフラッディング」といった方法が一般的です。
これらは、特定のプロトコルや通信の性質を利用して攻撃を行います。
対策としては、トラフィックを監視して異常を検知するシステムや、攻撃を受けた際にトラフィックを分散する仕組みが有効です。
また、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用することで、トラフィックを分散させ、攻撃の影響を軽減することができます。